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2013年3月 5日 (火)

恋の時間

スタバのテーブル席でスマホをいじっている大学生らしき男子。チェックのシャツにニットタイをしめて少しおめかししている。だが、彼はかれこれ三十分も待ちぼうけだ。

「ゴメンね!」。店に駆け込んできた大学生っぽい女子。黒髪に毛糸の髪飾りが少し幼さを醸し出している。走ってきた勢いで息が荒い。手袋をしていない指が冷えて赤くなっている。

彼は彼女の指を掌で包んで、「急がなくていいのに。ちょうど約束の時間だし」と言った。
「ううん、三十分遅刻した」。
「そうだっけ?じゃあちょうど良かった。ぼくも遅刻。ほんの少し前に来て、ラテを飲んだところだから」。
彼女は少し顔を赤くして言った。
「うそ。すごく待ったよね。カップが乾いて固まってるもん。ゴメンね」。
彼は困ったような顔をして言った。
「ぼくは熱いの飲むの早いんだ。今来たばかりだよ!」

恋する人の時間は周りの時間の流れと同じではない。やさしいうそつきの彼が、彼女を待つ時間はそんなにつらいものではなかったののは想像に難くない。

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