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2008.10.30

来月の「○○でやろう。」は何だろう?

月が変わるのを楽しみにする理由は人によっていくつもあるだろうが、最近の筆者の楽しみは「○○でやろう。」だ。首都圏在住でなければ何のことやらさっぱりわからないだろうが、東京メトロのマナーポスターのことである。

列車内のマナー啓蒙のためとして昭和49年から続いているというので、その歴史は古い。しかし、どうしても「マナー」というと説教じみて面白くなくなるのだが、今年4月から1年間の予定で展開されている「○○でやろう。」シリーズは抜群なのだ。

東京メトロの以下のページにバックナンバーも全て掲出されている。
http://www.tokyometro.jp/anshin/kaiteki/poster/index.html

ポスターには車内で目にするマナー違反の乗客が取り上げられており、「あーこんなヤツいるいる」的な関心を引きつける。そして、デフォルメされたその姿の中に、そこまで極端ではないが、「多少自分もやっているかも・・・」と思わせる秀逸なクリエーティブだといえる。

シリーズの変遷は、4月~7月は「家でやろう。」だったが、8月は「海でやろう。」、9月が「山でやろう。」、10月が「庭でやろう。」と家を飛び出してからマナー違反の乗客の姿がさらにデフォルメされパワーアップしている。それ故、次の「○○でやろう。」の「○○は何だろう?」と期待してしまうのだ。

もう一つ注目したいのが、毎回登場するキャラクター「メガネのおじさん」である。
第1回の4月のポスターではその姿が確認できないが、5月よりマナー違反の乗客を遠くからじっと見つめるという、独特のポジションで登場するようになった。さらに8月までは「傍観者」であったが、9月は乗客に荷物を押しつけられ、10月には傘の水滴でびしょびしょにされるという「被害者」にポジションが変わっている。しかしながら、表情一つ変えないというキャラクターを保っているところに、おかしさが醸し出されているのだ。

笑いのツボは人それぞれ違うのだろうが、筆者にはこのおじさんの醸し出すシュールさがなんとも面白くてしかたがない。こんなクリエーティブを手がけたのは誰だろうと、調べてみると、なるほどと合点がいった。
JTの「大人たばこ養成講座」( http://www.otonatobacco.com/ )なども手がけている寄藤文平氏だった。

さて、10月ももうすぐ終わり。
来月の○○は何だろうか。そして、メガネのおじさんはどんな目に遭うのだろうか。
小さなことだけれど、気になることを楽しみに待つのはいいものだ。

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