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2008.10.08

追悼・緒形拳さん

最期の姿を親友である津川雅彦さんがBlogで書き綴っている。
<冗談交えて、医者に危篤を宣言されてる患者とは思えない、明るい台詞を残して、その4時間後には、歌舞伎役者のように、虚空を睨み付けながら、静かに、静かに、息を引き取った!実に安らかに、全く苦しむ様子も見せず、名優らしい!カッコいい!立派な最後だった!俺もあんな死に方したいと、本気で思えた!>
http://www.santanokakurega.com/2008/10/1051153.html

筆者の大好きな役者だった。
何より、その表情にほれ込んでいた。厳しく、でも人懐こく。時にはにかんだような笑顔を浮かべる。こんないい顔の男はそうはいないと思う。そして、そんな顔になれたらと思うものの、ちょっと無理な気がして、少し嫉妬をおぼる顔だった。


9日からスタートするテレビドラマ「風のガーデン」が遺作となってしまった。
「風のガーデン」のテーマは、「人間の生と死」。そのテーマについて「いや応なく人って老いていくわけで、それでも病になるわけで、そしていや応なく死が訪れるわけで…」とも語ったという。
http://news.livedoor.com/article/detail/3850292/

「いや応なく病になり」と語ってはいたものの、1999年頃から患っていた肝臓ガンに対し、周囲にまったく知らせず手術を受けずに投薬治療を受けながら俳優活動を続けていたという。いや応もないが、壮絶な生きる、そして演じる戦いだったのだろう。

緒形拳さんのBlog「ハラハチブンメー」の更新も、9月30日の記者会見の様子が最後になっている。
http://ogata-ken.com/framepage-top.html
Blogで紹介されている粗食ぶりは、やはり今にして思えば病を感じさせるが、とても穏やかな表情をしている。。人は一緒にいても病に気付きはしなかっただろう。


「蟷螂(とうろう)の斧(おの)のようなものですが、人は老いと戦わねばならない。体は多少くたびれてきたが、気力でカバーして、『こんな役者もいたなあ』と思ってもらえる仕事を積み重ねたい」
朝日新聞のインタビューに今年の3月に応えた言葉だという。
http://www.asahi.com/culture/update/1007/TKY200810070057.html

緒形拳さんの本名は緒形明伸 (あきのぶ)だったという。
老いと戦い、病と闘い、気力でカバーし最後まで仕事を続けた緒形明伸さんという人は逝ってしまったけれど、緒形拳という役者は、人々の記憶と心に永遠に残るのだと思う。

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