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2008.07.04

「ざっくり言うとどうなのよ?」

ものごとは、あまり細部に入り込むと分かりにくくなる。細かいことばかりを言っても人に伝わりにくくなる。まず、全体像をきちんとおさえることが重要なのだ。


ちょっと面白いネタを見つけた。
<携帯のバッテリー残量、なぜあの表示?>
エキサイトニュース 速報・コネタ http://www.excite.co.jp/News/bit/00091213626678.html
<携帯電話のほとんどは、電池残量が「3、2、1」の段階表示。具体的に「100%~0%」で表示してくれたらいいのに!>
<「携帯電話はパソコンなどと異なり、ポケットに入れるなどするので、外部からの熱や湿度の変動が大きく、それに伴い電池の状態も刻々と変化します。そのため、あまり細かく表示を分けると、推定される残量の数値が増減し、お客さまに対して不信感を与えるので、大まかな3段階の表示としています」(KDDI株式会社)> 
つまり、よかれとできるだけ正確な表示をしようとすると変動要素が働いて、かえってユーザーに情報がきちんと伝わらなくなってしまうということ。それ故に、3段階という「ざっくり」した表示の方が、「あ、もうすぐ電池なくなる」と理解できるということなのだ。


転じて、ビジネスに用いられる「フレームワーク」の話。
「フレームワーク」とは、モノゴトを考える際に手助けとなる「枠組み」である。ちょっと違うのかもしれないが、武道における「型」のようなものだといえるかもしれない。うまく使いこなせば、モノゴトを論理的に、かつ、スピーディーに考えられるようになり、「モレ」や「抜け」を防ぐことができる。人に整理して伝えやすくもなる。それ故、昨今のビジネスパーソンにとっての基礎知識として各企業における社員研修やビジネススクールなどで、その「使いこなし」を学ぶ人は数多い。しかし、そこには大きな「使用上の注意」が存在する。その一つが「ざっくり」なのだ。

例えば、フレームワークを用いた環境分析は、ポピュラーなものにPEST・3C・SWOTなどがある。分析に足りるファクト(事実情報)がある程度揃っていれば、かなり詳細な分析も可能となる。
しかし、ここで注意しなくてはならないのが、ついつい、分析が細部に入り込んでしまうことだ。「ファクト情報をフレームワークで整理しただけ」という、「分析した結果・意味合い」を導出できていない状態というのは最悪なのだが、何らか意味合いを出そうとしても、全体感がなく、やたら細かいところばかりを掘り下げてしまうことも多々あるのだ。
そうなると、上記の携帯電話の電池残量を%で表示した時のように、ちょっとした変動要素で分析結果が大きくブレて、結局何が言いたいのか分からないことになる。


フレームワークはうまく使いこなせば大きな効用がある。しかし、使い方を間違えると「さんざん時間を使って、だから何が言いたいの?」ということになってしまうので注意が必要だ。
「フレームワーク」使いこなしの大原則は、「まずは、ざっくりと概観をつかむこと」である。ピンポイント情報を列挙するのではなく、人にストーリーを持って人に伝えられるような結果を導出することが重要なのだ。正しい使い方を守って、効率的・効果的にビジネスに役立てていただきたい。


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