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2008.03.25

ブロガーは何を伝えていくべきなのか?

ネット上のBlogや掲示板、QAなどから「クチコミ情報の解析」を行うサービスを展開するリクルートと電通の子会社、「ブログウォッチャー」が創業一年を迎えようとしている。同社が運営する「クチコミポータル”SHOOTI”(シューティ)」というサービスでは、当該記事筆者の「実体験」を伴った記事だけを対象としてクローリング(抽出)し、検索結果を表示するという。

社長の羽野仁彦氏のインタビュー記事が掲載されていた。それによると<最近の消費者は、クチコミやブログの体験談を参考にして商品を選ぶという人が増えています。生の声を知りたいとか、レビューを知りたいという潜在的なニーズが非常に高い>という。そのため、実体験に基づいた評価が重要であり、それこそが事業の狙いであると。


ふむふむと読み進めると、ドキリとするような言葉が続いていた。
<(検索対象として)ただ単に新聞記事をコピペしただけのような、体験や評価が入っていないものは載せていません。なので、何百万PVもあるような、有名なアルファブロガーのサイトでも取り上げていないものは結構あります。アルファブロガーは評論ばっかりしていて、体験談が少なかったりするので(笑)。>


筆者はアルファブロガー(アクセス数が膨大で社会的にも影響力の強いブログを運営している人)といわれるほどの存在では全くないが、果たして自分が毎日このように発信している情報はどうなのかと。

基本的にはいつでも実体験を伴う、一次情報を発信したいと思っている。しかし、「毎日が新発見」な日々を過ごそうとしているものの、自ずと限界がある。また、発見の粒が小さく、単体で伝えるには厳しいこともある。ので、いったんストックされることも多い。

次に頼るのはやはりメディアからの情報だ。新聞・雑誌・ネットをくまなく眺め、読み込み、気になるニュースについて書く。ただ、一つの記事の感想文のようなモノは書きたくない。そのニュースをもっと分解し、何らかのフレームワークや理論でわかりやすく、再構成する。もしくは複数のニュースや、上記の自分の実体験から共通項や因果関係を読み解いて再構築することを心がけている。<ただ単に新聞記事をコピペしただけのような>とならないため、上記のような「分解と再構築」を心がけているつもりだ。

ブログは当然、無料公開しているのだが、読んでくれる人の限りある貴重な時間を割いてもらっているのだから「価値」のあるモノでなければならない。自分は価値を提供できているのか。この記事には価値があるのかと、いつも自問している。

表題の「ブロガーは何を伝えていくべきなのか?」という問いに答えはないのかもしれないのだが、筆者としてはどんな人に読んでもらいたい。また、自分としてはどのような価値提供をしていこうとしているのかを、以下のようなターゲティングとポジショニングで考えてみた。


・ターゲティング:既存のメディアでは飽き足らない情報を求めている人。
・ポジショニング:既存のメディアにはないニッチな情報や切り口で、読者に新たな気づきと視点を提供する。

今後もご愛読いただければ幸いです。

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Comments

インターネットが学術機関の連絡手段であった時代から広く一般へ普及し出した頃の話
個人製作のHP(Blog)の濫立に対して
「ネットを散らかすな」という批判がよく出されていたなあと、ふと思い出しました。

さて
Gの講義で言いますと、一通りの「ルール」を講師が示した後で、
課題に対し「自由に考えさせ、発表させる」というプロセスを取りますよね。
それはそれで成立していると思うのです。
情報の「発信者」と「受信者」、それぞれのアクションが、
「お互いに発信をする」という点で、力量のバランスが取れていると思うのですね。

インターネットは段々と相互発信の時代へ突入して来ているということですが、
まだまだ「発信者」のウェイト、占める割合が高いと思います。
そして、Blogは氾濫している。
従って、発信者の情報に対し、よりグレードの高いもの・価値の高いものを
出せという構図が生まれて来る。

しかしインターネットにおける「受信者」は不特定多数で、
厳密に言えば「特定できない」から、結果的に前述の「価値」が
「オリジナリティ」と定義されてくる。=実体験、となる。

こういうことだと思います。

ともあれ、基本的には好きなようにやられるのが良いと思うのですが。

Posted by: G名古屋壱号 | 2008.03.27 05:28 PM

コメントありがとうございます。
ニュースソースはいろいろになると思いますが、
いずれにしても、加工度が高く、高付加価値な情報発信をしていきたと考えています。
今後もご愛読ください。

Posted by: 金森 | 2008.03.28 11:52 AM

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