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2008.02.01

大学の図書館で思う

母校・東洋大学の図書館にいる。調べ物をしながら仕事をしたいと思ったのと、気分を変えつつ、集中力を高めようと思ったのだ。期末のテスト勉強のため館内には学生があふれ、その様相もなかなか鬼気迫る感がある。こちらの集中力もつられて高まろうというものだ。

少子化で大学は懸命の生き残りを図っているが、東洋大学はキャンパスを倍の広さにするなど強気の戦略を展開している。それ以前にも校舎の全面建て替えを行っており、筆者が通っていた頃のキャンパスの面影は全くない。
講師をしている青山学院大学のような、いかにも大学のキャンパスらしい雰囲気と、伝統ある校舎も捨てがたいが、実際にそこに通う学生としては使い勝手が重要だろう。この東洋大の図書館は蔵書量だけでなく、その検索のしやすさや、閲覧や勉強のためのスペースの広さ、ネットワーク環境など、とても充実している。

しかし、変わったのはハードウェアだけではない。大学の教育体系も変わった。
東洋大学の現在の教育内容は知らないので青学の話になるが、例えばシラバス。昔の「履修要項」では授業の概要程度しか、学生に提供されなかったが、シラバスは科目の狙い、授業の概要、1回ごとの授業内容、教科書・参考書、成績評価の方法・基準などについて詳細かつ、具体的な記載がなされる。学生はこれで真剣に授業選びをしているようで、講師としては、学生に響かないシラバスを書いてしまうと人が集まらずに寂しい思いをすることになる。青学のシラバスを書くときには結構真剣になったりする。
学生による教員の評価も昔はなかった制度だ。授業内容、教材のわかりやすさ、教員の熱意など様々な項目が期末のアンケートで収集され、教員にフィードバックされる。3年連続でありがたいことに高評価をもらっているが、大学から結果が送られてくる時には結構ドキドキする。
大学と産業界の結びつきも強まっている。企業からの寄付講座や、筆者のような講師を招くということも多くの大学で行われている。学生には実践的なビジネスの話を聞くいい機会となっているだろう。

恵まれた設備、カリキュラムがそうさせるのか、はたまた、学生の気質が変わったのか、どうも講師をしているとずいぶんと自身が学生だったときとの違いを感じる。シラバスを真剣に見るというのもそうだ。「いかに楽に単位が取れるか」で判断するのではないのだ。せっかく出席しているのだから、ちゃんと出席をとってくれと学生から促されることもある。・・・まぁ、まじめな学生だけではないのだろうが、総じて筆者が学生だった頃よりきちんと学んでいる。再び東洋大学の図書館の風景を見回して思う。この図書館の盛況さ。昔はテスト前でもかなり閑散としていたのに。
社会に出てからの彼らの活躍にも期待したい。

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