« ミツカンの納豆戦略にマーケティングの神髄をみる | Main | 表現者:問いかける男 »

2008.02.07

こだわりの小型車ブームの予感?

車が売れていない。若者の自動車離れに加え、原油高を背景としたガソリンの高騰と、さらには環境意識の高まりから不要不急な自動車利用を控える動きもある。自動車を使わなければ暮らしが立ち行かない地方でなければ、さらにユーザーは減っていくだろう。
そんな中で、エンスーとも言われる熱心な自動車ファン、特にちょっと大人な層を狙ったと思える車が発売されたニュースを見つけた。
マニアックな商品で自動車販売総数が大きく変わることはあり得ないが、何となくブームの萌芽が感じられる。

一つが「monoCRAFT DA1」。オートバックスセブンが、ダイハツ工業の軽オープンスポーツの名車「コペン(COPEN)」をベースにしたカスタマイズカーとして発売した。
http://waga.nikkei.co.jp/vehicle/car.aspx?i=MMWAh1000004022008

もう一つが光岡自動車の「ガリュー204」。こちらはトヨタ自動車の「カローラ・アクシオ」をベース車両に、クラシックな外装を施したものだ。
http://car.nikkei.co.jp/news/newcar/index.cfm?i=20080205c0000c2

どちらも機能的には定評のあるベース社を用い、さらにカスタマイズによって付加価値を高めている点が特徴だといえるだろう。
もう一つのポイントはコンパクトさだ。従来の「ガリュー」は中大型セダンをベース車両とした大排気量車だったが、今回は5ナンバーで登場させた。「monoCRAFT DA1」もベース車に軽自動車のスポーツカー「コペン」を選んでいる。車にこだわるエンスーとはいえ、昨今のガソリン高騰は頭の痛い問題だろう。「こだわりの小型車」はそんな問題を解決一つの形ではないだろうか。

「こだわりの小型車」といえば、カスタムカーではないが、「フィアット 500(チンクエチェント)」の日本発売が3月に控えている。
http://waga.nikkei.co.jp/vehicle/car.aspx?i=MMWAh1001015012008
あのルパン三世の愛車が30年ぶりにニューモデルとして復活するのだ。ローバーのミニがBMWに移籍してニューモデルが発売されたのが日本では2002年。大きなブームとなって、ミニの人気は今でも衰えていないが、フィアット500はそれに勝るとも劣らぬ話題になりそうな気がする。

李御寧が ”「縮み」志向の日本人”で指摘したとおり、小さい物好きな日本人としては、「こだわりの小型車」からは目が離せないだろう。

|

« ミツカンの納豆戦略にマーケティングの神髄をみる | Main | 表現者:問いかける男 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference こだわりの小型車ブームの予感?:

« ミツカンの納豆戦略にマーケティングの神髄をみる | Main | 表現者:問いかける男 »