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2007.11.02

カードよりも声かけの徹底を望む

コンビニをよく使う。だいたい飲み物を買う。単品買いだ。当然、レジ袋などいらない。
そこで「袋をご利用になりますか?」とか、「このままでよろしいですか?」とか、声をかけられる確率は5割ぐらいか。
声かけを待つのも面倒なので、商品を提示すると同時に「このままでいいです」ということが多いのだが。

だが、昨日から日本フランチャイズチェーン協会(FC協)加盟コンビニエンスストアがレジ袋が不要な消費者用のカードを一部店舗で導入したという。
東京では杉並区あたりが対象エリアらしいので、まだ遭遇していないが、袋がいらない客がカードを提示すると、商品をそのまま差し出されるようだ。

・・・ああ、また不自然な。

以前、高島屋の一部店舗で試行されている、店員から声をかけられたくない客が、「S.E.E.」カードというものを首から提げるというサービス(?)を紹介した。
http://kmo.air-nifty.com/kanamori_marketing_office/2007/06/biz_b168.html
全く同様な違和感がある。

FC協・海江田哲専務理事のインタビューを見つけた。
http://eco.nikkei.co.jp/interview/article.aspx?id=20071031i3000i3

曰く、「2010年に2000年比で、1店舗あたりの使用総重量を35%削減する数値目標を立てた」
「2006年度で19.7%、目標に少し届かなかった」
「アルバイトが替わってしまったりして、お客様への声かけが徹底されていないケースが多い」
「2007年度は何とか目標をクリアするため”不要カード”を導入する」とのことだ。

削減の目標を持つのはいい。また、目標達成が困難な事情・理由もわかった。
が、どう考えてもその店頭での光景は不自然ではないだろうか。

店員への徹底がうまくできないので、来店客に意思表示のカードを出させる。
何とも不気味な無言のやりとりと感じるのは私だけだろうか。
高島屋のカードもそうだった。
声をかけてほしい客と、欠けてほしくない客の見極めを店員ができないので客に首からカードをかけさせる。
人と人の意思疎通が、努力ではなく代替手段によってどんどんスポイルされていくように感じる。

レジ袋削減による環境負荷軽減効果がどの程度なのかわからないが、確かにできるところからコツコツとやることも必要だろう。
削減努力が何らかの原因でできないのであれば、その解決に知恵を絞ることも。
しかし、前提として人と人のコミュニケーションを介することは忘れないようにしてほしい。


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Comments

コンビニの会計はレジのない昔のキオスクみたいに速くはなくとも
特等地にある場合は時間帯によっては異常に混雑するしその種の
カードがあると便利なんでしょうね。コミュニケーションも大切ですが
意思表示していると間に合わない早朝の一瞬やランチタイムのとき
つまり、繁忙期には大変メリットがありそうです。
 
でも、あらゆるサービスには必ず欠点が備わっているものです。
この場合は、絶対に買い忘れはできません。
多数のお店で違う商品を買うことも手に持っている商品を店頭で
販売していないお店への入店以外は不可能となります。
 
いくらカメラで監視されているとはいえ、まず間違いなく窃盗犯に
間違えられるでしょう。レジ袋にない飲料を手に持っていたら。
仮に、商品にシールを貼ってあったとしてもです。
 
その点をクリアする目的で、公共施設に設置してあるのを見掛ける
使用後に、お金の戻るコインロッカー等の整備がコンビニの店先に
必要かもしれません。この場合、当然、有料では意味がありません。
 
なかなか難しい問題です。

Posted by: たぁ坊 | 2007.11.02 02:56 PM

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