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October 24, 2007

赤福退場・御福餅は売れ行き好調

赤福がさながら偽装のデパートのごとく、次から次へと新たな事実が発覚し、何やらミートホープを思い起こさせるような事態になってきた。
中部〜関西地区の出張が多く、いつでも赤福が土産物店の店先に並んでいたが、ほとんど購入していなかった。
斯様な事態になると、「ああ、甘いものが苦手で良かった」などと、おかしな安心感を抱いたりするのだが、世間の人はそうでもないようだ。
企業姿勢と製品の品質に問題はあったものの、あの味わいが忘れられない人も多いらしい。

ということで、赤福にそっくりな「御福餅」の販売が好調という。
http://www.asahi.com/national/update/1023/NGY200710230003.html
製品の中身と及びパッケージの意匠がそっくりなので、コピー商品かと失礼な認識を持っていたが、そんなことはなく、会社組織になってからは数十年だが、その歴史は古いようだ。

ともあれ、食品の信頼性が傷ついた時には、同一カテゴリーの製品は少なからずダメージを受けるものだが、かえって売上が伸びているとはどういうわけだろうか。
ミートホープのミンチ肉偽装の直後は、外食メニューでもメンチカツやハンバーグなどを避ける人も多かったというのにも係わらずだ。

根拠はないものの、その理由を少し考えてみる。

まずは、問題が発覚したが、赤福自体の人気が恐ろしく根強いというのは事実だろう。
購入者からの信頼性喪失は、製造者に対するものであり、製品自体の人気は根強い。
この辺りが、赤福がその支持基盤の上にあぐらをかいてしまった原因でもあるかもしれない。
逆に言えば、それをスポイルするとは何とももったいないことだ。顧客からの支持に慣れきってしまうことの何と恐ろしいことか。

少し、横道にそれた。別の考え方もある。
食品衛生法違反となる重大な事実まで遂に発覚しているが、とはいえ、誰かの健康被害が発生しているわけではない。
例えば、昭和59年に真空パックで販売されていた「からしレンコン」にボツリヌス菌が繁殖し、36名が食中毒に罹患。11名が死亡するという事件があった。
ここ数年、ようやくからしレンコンが東京界隈でも食せるようになったが非常に長いこと、生産地付近でしか販売されていなかった。
一部の生産者の引き起こしたことで、その市場自体が壊滅的なダメージを受けた例だ。
今回は、幸いなことに被害が出ていない。
故に、ほぼ同一のカテゴリーである、御福餅を敬遠する動きには至っていないのだろう。

さらに、重要なのは御福餅の成分表示だろう。
御福餅の原料は小豆、砂糖、餅米、酵素、保存料(ソルビン酸カリウム)。
何とも正直だ。酵素、保存料を使っている。かえって安心する。

赤福の問題発覚前は「保存料はちょっとね」という向きも多かったかもしれない。
しかし、「ソルビン酸カリウム」は同じく保存料として使用されている「ソルビン酸」より、遙かに安全な保存料とされている。
一律、保存料を避ける風潮は強いが、今回の赤福の問題はその感覚を少し改める必要も考えさせられるキッカケかもしれない。

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Comments

御福餅の会社所在地を御存知ですか。同じ三重県です。
そして、7年ほど前の話ですが、伊勢神宮(内宮)付近の「おかげ横丁」にある「赤福」に入ろうとしていると、入口付近に男女の中年が立っていて、次のように話し掛けて来ました。
 
「巻きなおしって何?って言うと良いものが出てくるから。」
「つまり、新鮮で良いものが食べれるんだから。試しに言ってみて。」
「こんなとこのを食べるより本当の本家本元の御福餅を買ってやって。みんな赤福ばっかで、買ってくれんから。こんな機械で作った偽物なんかにみんな騙されて・・・、赤福は既に乗っ取られてるのに誰も知らずに・・・」
 
実際に、カウンターで注文の際に言ってみた。
 
「巻きなおしって何?って言えば、何でも良いものが食べれるそうで。」
 
店員曰く、 「誰がそんなこと言ってるの?また来てるのか?」
と大声を出して、店の入り口に出て行って罵声を浴びせて追い払っていたことがあります。知っている人は知っているんじゃないでしょうか。
 
よくありがちな、お家騒動でもあったんだろうか。
 
そう言えば、岡崎の八兆町に、八丁味噌に見学に行ったとき、「まるや」と「角久」が並んでいますが、どちらも創業は当方の方が古いとしています。お家騒動があったのか、それとも、庶民が作っていたものがお店に発展しただけで同時期に味噌自体は作り始めていたのか興味があるところである。
 
少なからず、既に、知る人は知っている出来事であったのである。

Posted by: たぁ坊 | October 24, 2007 at 10:00 AM

コメントありがとうございます。
なんとも生々しい体験ですね。

昨今、食の安全が特に問われる事件が多発しています。
消費者が収集できる情報には限りがあるので、問題企業は速やかに退場させられるような市場ルールが必要ですね。

Posted by: 金森 | October 24, 2007 at 12:32 PM

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