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2007.06.21

Gloomy Thursdayの解消法をマーケティングのセオリーで考える

夢を見た。(朝日新聞・天声人語 風)。しとしとと雨が降り注ぎ、うつむいて歩く人の群れと街角に淀む障気。古い映画「ブレードランナー」の映像のよう。疲れもピークに達している週後半の目覚めとしては最悪である。
原因は容易に想像できる。就寝前に読み返した自らの「ネタ帳」だ。
本来は「タウンウォッチ」を中心とした、ちょっとした出来事を記録するためのメモだった。しかし、後から後から、まるでジェットコースター・ムービーのように様々な事件、事故、諸問題が新聞紙面を賑わす日々。それらを自らの中で風化させまいと、最近は原稿ネタを記入するネタ帳を備忘録に兼用にしているのだ。
以前は読み返すと何だかおかしくも、気付きのある街の風景が切り取られていたのに、ずいぶんと殺伐とした、また、馬鹿みたいな出来事の記述ばかりになってきた。
同時に、以前記していた、「ちょっとした出来事」に思い馳せている自分の「日常」というものの土台たるものが、いかにグズグズだったのか、今更ながら思い知る。
政治・社会・経済とも混迷の極み。この世の中の一個人など芥子粒の如し。頼るべき新たな技術さえまだ、便益よりも不安を増大させている。

「政治(Political)」「経済(Economical)」「社会(Social)」「技術(Technical)」・・・これは「外部環境(マクロ)分析」の分析項目だ。詳細な分析が必要ないぐらい全部が最悪。
さて、こうなったら、マーケティングのセオリー通り、物事を考えてみよう。環境分析でファクトを整理する時は、次に3C(マクロ環境)分析(Customer:市場 Competitor:競合 Company:自社)である。はじめに「市場のニーズ」に注目する。ここでの市場は、前述のような最悪な世の中に嘆く無辜の民であるとしよう。さすれば、そのニーズは世の平安である。
では、次に「競合の動き」に注目する。競合とは、その平安を乱すものであるが、乱れを糾すことなく、己の権利利権確保に汲々としている輩がそれに当たろう。誰だとはいわないが。
次に3C分析では「市場のニーズ」と「競合の動き」との「ニーズギャップ」に注目する。このニーズギャップを捕まえれば、「自社の打ち手」が見えてくる。「自社」とはこの場合、我々市民だ。「ニーズギャップ」ももはや語るまでもない。さて、では「打ち手」はいかがしようか。無辜の民が一矢報いる打ち手はいつも一つしかない。

さて、PEST、3Cとファクトを洗い出したら、次に「SWOT分析」で意味合いを抽出し、具体的な打ち手につなげる。S・W・O・T(内部環境=Strong:強み・Weakness:弱み、外部環境=Opportunity:機会・Threat:脅威)の要素を洗い出し、それをマトリックス化して掛け合わせる。
全体は省略するが、注目すべきは「外部環境・機会×内部環境・弱み」である。内部環境は何無辜の民には何の力もない“弱み”である。しかし、この夏、一度だけの“機会”を生かせるチャンスがある。「弱み×機会」のマトリックスの意味合いは「段階的施策」といわれる。つまり、「貴重な“機会”を活かして“弱み”を段階的に克服していく」のである。

標題の「Gloomy Thursday」の元ネタは「暗い日曜日(Gloomy Sunday)」という曲。1933年にハンガリーのブダベストで作曲され世界に大ヒットを飛ばしたものの、なぜかこの曲を聴いた人々が自殺するといわれ、各国で発禁処分になり、「自殺の聖歌」などとも呼ばれるようになった曲である。折しも当時は世界各国も軍事的緊張下にあり人々の不安が極度に高まっていた。ナチスが台頭し、1932年にはドイツ第一党に。翌33年にはヒトラー首相が誕生した。現内閣には、いい意味でも悪い意味でもそんな迫力はないが、悪い歴史は繰り返したくない。
無辜の民よ。この夏、貴重な「機会」を活かして、「弱み」を克服しようではないか。例え、その「機会」が数日先に延ばされたとしても、思惑に乗り、問題を風化させられることなく、しかるべき行動を取ろうではないか。

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