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2007.03.07

久々の「ちょっと変だなこの販促」

ワンダーマンのニューズレターでシリーズ化していた「ちょっと変だなこの販促」。
なかなか好評でした。

で、昨日、久々に「変な販促」を発見しましたので、レポートします。
(実は原稿本文は帰りの新幹線の車中にて携帯で打ったものだったりします)。

ちなみに、過去のシリーズ(第1回~4回)は以下にリンクを用意しておきましたので、気に入っていただけたらご覧ください。

【バックナンバー】

第1回~第3回
http://kmo.air-nifty.com/kanamori_marketing_office/2005/03/post_4.html

第4回
http://kmo.air-nifty.com/kanamori_marketing_office/2005/05/post_8d9e.html

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「ちょっと変だなこの販促・5:”ステータス”ってなんだ?」

新大阪駅、新幹線コンコースにて。
外資系カード会社がキャンペーンをしており、声をかけられる。

「キャンペーン実施中です。このカードをめくって頂ければ、すぐに当たりがわかって、ステーショナリーをプレゼントいたします!」と、スタッフの女性がアタックしてきた。
ご丁寧にカードは半分既にめくってある。

思わずめくる。

「当たりです!素敵なボールペンを差し上げますので、カウンターにどうぞ!」

半ば引きずられるようにしてつれていかれる。

「どうぞ!」
・・・渡されたのは米国のホテルチェーンのベッドサイドテーブルの電話横メモに付属している、軸が半透明なお馴染みのヤツだ。(安っぽくてホテルから持って帰ってきたコトはかつてない)。
こんなのに釣られたかと思うと少し泣ける。

すかさず「既に当社の会員様でいらっしゃいますか?」と聞かれる。
このカード会社は年会費が高いのでずっと敬遠しているが、断わるのが面倒なので「はい!」とウソをついた。(神様ごめんなさい)。

が、まだ終わらなかった。


「素敵な帽子とお召し物ですね!社長様でいらっしゃいますか?」
・・・今日のMAYSERのハットとハリスのツイードジャケット、オースチン・リードのオッドベストは確かにこだわりの品だが、それを見ての判断ではあるまい。
零細企業が経済を支える日本は石を投げれば社長に当たるのだ。
だが「はぁ、まぁ」。と生煮えな返事をしてしまった。

「では、この機会に法人カードはいかがでしょうか?」
・・・きた。ちゃんと二の矢があるんだ。
「あ、いや、零細だし、設立間もないから審査通らないよ」と、逃げる。
「いいえ、2分ほどの簡単なお申し込みで発行できます!」と、女性スタッフはくいさがる。ガッツを感じる。

「あ、いや、たぶんあまり使わないから」。と、逃げる金森。
しかし、キャンペーンスタッフのアタックは止まらなかった。

「いえ、お持ち頂いているだけでも“ステータス”なカードですよ!」

ん?・・・なんだかロジックおかしくないか?
「2分ほどの簡単なお申し込みで発行できるカード」はステータスになるのか?


新幹線の発車時刻前に駅弁も買いたかったので、またまた、「いや、またの機会に」と逃げてしまったが、これは明らかに「変な販促」である。

ガッツあるスタッフを確保するのは、キャンペーン成功の必須要件であるが、それと同時に、キャンペーンの本来の意義を徹底するのも本当に大切だと思い知らされた出来事であった。

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Comments

某国際空港に行きました際、同じ目に遭いました。。
社長さんでいらっしゃいますか?と言う質問には(正直に)

〝しがない雇われの身ですから。。〟

と答えておきました。

ところが、そういう返答の場合には、それではご同僚の方へ是非お勧め頂きたいので、パンフレット送らせて頂きます、と。。(名前を告げていましたし、カードを見せていたので調べられて後日郵送されてきました。。。)

ちなみに小生プラチナカード止まりですが、センチュリオンとかの場合にはもっとえげつないものがあるそうです。。

駄文失礼致しました…。

Posted by: KEN | 2007.03.07 03:59 PM

金森です。
コメントありがとうございます。

「それではご同僚の方へ是非お勧め頂きたいので」

なるほど、”MGM(Member Get Member=友人紹介)”プログラムという三の矢も用意されていたわけですね。
本当にガッツありますね。

というか、スタッフの力量ではなく、かなりハードセルなマニュアルが用意されているわけですね。

ハードセルはイメージ低下につながり、ますます”ステータス”な感じがしなくなるのですが・・・。

Posted by: 金森努 | 2007.03.07 04:31 PM

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