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2006.02.25

起業本にコラムを寄稿

左の「書評」のコーナーにもアップしましたが、元電通EYE社長の脇田 直枝さんの本、「 あなたの商品を金の卵に変える方法」(宣伝会議)にコラムを宣伝会議社からの依頼で寄稿しました。
起業本としては「初心者向け」なイメージで、非常に優しく書かれています。
その中で、金森のコラムはちょっと辛口で浮いている感が・・・。

金森のコラムは以下の通り。

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起業家のための効果的な戦力分析法

3CやSWOTなどで自己の戦力分析を行なったとしても、それはあくまで「主観的な分析であること」に留意が必要です。起業は、不安もありながら希望に満ち、楽観的な判断に偏りがちです。本章にもあるように、「冷酷な眼」は経営者への第一歩です。
 さらに、「立ち上げたものの続かない」とい事態は最悪です。会社が建ち行かなくなり、短期で倒産や精算という憂き目を見ることになります。それを避けるためは、「ビジネスモデル」を分解して「ストラテジー:どれたけユニークで模倣困難であるか」「レベニュー:継続的な収益性は確保できているか」「オペレーション:無理なく継続的な業務運営フローが確立できているか」のバランスをチェックすることが肝要です。どれ一つでも欠けても事業としては破綻します。そのためには設立準備にいかに周到な準備をし、ビジネスモデルを固めつつ、水面下でクライアントを数社確保しておくことが必要となります。それができれば、会社はロケットスタートでき、一気に軌道に乗るでしょう。「起業したい」という思いだけが先行することは避けねばなりません。
 加えて重要なのは、「顧客視点」の裏付けを取ることです。昨今インターネットのパネル調査などは、短期・安価に「顧客の声」が収集できます。主観的な分析だけでなく、顧客の「受容性」といった客観データの収集でビジネスモデルの見直しをすることが成功への近道です。「顧客の声に耳を傾ける」ことが商売の基本のことは、今も昔も変わりありません。

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Comments

金森さん

こんにちは。中里です。
「経営者」とは、全ての責任を背負うものであるとは、
まさに、「冷酷な眼」が根底に必要となってくるわけですよね。

継続することこそビジネスとはその通りだと思います。
一発屋とも言われる情報起業家は危ういと
私はいつも言っておりますけどね。

私のブログでは、今回、金森さんのカスタマー・インサイドから、
口コミを斬ってますので、宜しかったらご覧下さい。

今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by: 中里 貴幸@メルマガの鉄人 | 2006.03.01 11:35 AM

中里さん今日は。
上記の「起業の心得」は私が教鞭を執っている青学の産業論(ベンチャービジネスとマーケティング)の中で繰り返しいっていることです。
かつて電通の関連会社を設立して、僅か9ヶ月で潰してしまった苦い経験に基づいたものでもあります。
起業してちょうど1年が経ちました。
再度気を引き締めていきたいと思います。

Posted by: 金森努 | 2006.03.01 02:59 PM

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