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有限会社金森マーケティング事務所・金森努

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2020.08.13

ツイッターで一晩に60本売れる「サバイバルゲーム用メガネ」

エアソフトガンとBB弾を使って撃ち合う「大人の戦争ごっこ」ともいうべき、「サバイバルゲーム」。名前ぐらいは聞いたことがある方も多いだろう。しかし、専門誌「アームズマガジン」の発行部数が2万部ということから、実際の競技人口はそれほど大きいものではないと言えよう。そのサバイバルゲーム専用メガネが、意外な売れ方をしているという。日経MJ511日号のコラムで紹介されている。

岐阜県大野町の眼鏡店「スマイル・アイ」の経営者は、自身が友人に誘われてハマったサバイバルゲームに参加しているうちに、一般的なゴーグルではなく、もっと目を保護する製品の必要性を感じ、レンズメーカーと共同開発してサバイバルゲーム専用メガネを開発したという。価格は14千円だ。

驚くべきは、その売り方と売れ行きだ。主に店主のツイッターを通して売っており、「一晩で60本売れる」と店主は言う。店主のツイッターのフォロアーは約3,300人と、決して多くはない。実際には、リツイート(転送)されてもっと多くの人にリーチしているものと思われるが、それでも「サバイバルゲーム専用メガネ」という、極めてニッチな商品が驚くほど売れていると言えるだろう。

どんなにニッチでも、そこに「ニーズ」を持った人がいるのであれば、モノは売れる。

サバイバルゲームをやる中で、「より扱いやすく、確実の目を保護して欲しい」というニーズを持った、細分化された顧客候補=セグメントを捉えたのだ。

確実に「ターゲット」を獲得するためには、その手前でしっかりした「セグメンテーション(顧客細分化)」が必要である。そして、何を基準に細分化するのかと言えば、「どんなニーズを持った顧客候補のカタマリがいるのか?」を考えるのである。いくつかの顧客候補のカタマリ=セグメントの中から、もっとも高いニーズを持ったカタマリをターゲットとして抽出することが基本なのである。

さて、世の中の「シニアマーケティング」を見てみると、その「セグメンテーション」がほとんどできていないのが実情だ。「高齢者」という「十把一絡げ」に扱っている例が散見される。それがシニアマーケティングが失敗する例の典型である。「高齢者」をセグメントしていても、せいぜいが、「前期高齢者か後期高齢者か」「男性か女性か」ぐらいのものだったりする。前述の通り、「セグメンテーション」は、「どんなニーズを持っているのか?」を基準に細分化するのである。「年齢」や「性別」といった、いわゆる「属性」で細分化するのではない。

十把一絡げにするのではなく、顧客を細分化(セグメンテーション)すること。そして、「セグメンテーションはニーズで括る」という、マーケティングの大原則をしっかり押さえることが肝要である。

(初出:一般社団法人日本元気シニア総研・メールマガジン)

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2020.05.13

5月19日(火)20:30・第5回の「LINEライブ・マーケティング勉強会」開催

5月19日(火)20:30から、第5回の「LINEライブ・マーケティング勉強会」を開催します。
「金森マーケティング事務所・マーケティング勉強会」というLINEグループを作り、その中で隔週でLINEライブを行っています。
参加費は無料です。
この勉強会は、拙著「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」を用いて、マーケティングを理解し、使えるようになるための最低限の9つのフレームワークを「流れ(体系)」で読み解いていきます。
(書籍をご購入されなくても受講は可能です)
第1回は「マーケティングの意味」「マーケティングの全体像」について。
第2回は「ニーズ」について。
第3回は「環境分析(3C分析)」について。
第4回は「セグメンテーション」について。議論しました。
次回のテーマは「ターゲティング」と「ポジショニング」についてです。
フィリップ・コトラー先生は、著書「コトラーのマーケティングコンセプト」の中で、「マーケティングの最重要課題はポジショニングである」と記されています。
確かに、ポジショニングがしっかりしていなければ、その後のいわゆる「4P」を精度を高く設計することができません。
しかし、ポジショニングのためには、明確なターゲット設定がなされている必要があります。
ターゲットを曖昧な根拠で、ぼんやり描いてしまうが故の、失敗例も散見されます。
その、「明確なターゲティングの方法」と、「顧客視点のポジショニングの設定のしかた」を考えていきます。 
「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」(同文館出版)1650円 
https://www.amazon.co.jp/…/…/ref=cm_sw_r_apa_i_PjDBEb754JCSD
毎回、書籍の内容に加えて、適宜、例題や演習のスライドを用いて進めています。
演習の答えなどは、チャットで回答していただいて、インタラクティブに進めています。
ご参加いただいている方には勉強会だけでなく、「自分の業務の中での“マーケティング的な”お悩み」に対するアドバイスも、個別にさせていただいています。
現在、20数名の方が参加されていますが、まだまだ、募集中です。
ご関心のある方は、下記のメールアドレスまで「マーケティング勉強会参加希望」というタイトルでご連絡ください。
kanamori-kmo@nifty.com
本文に以下をご記入ください。
・お名前
・会社名
・お仕事内容
・マーケティングとの関わり(あれば)
・どんな事を学びたいか
・その他、メッセージがあればご自由に
ご連絡お待ちしています!

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2020.04.29

イオンの介護食が取り込むニーズとは?

日経MJ4月10日号の記事によると、イオンが介護食シリーズ「トップバリュ
柔らかシリーズ」を8年ぶりに全面刷新し、メニューを拡大したということだ。高齢化で在宅介護を選ぶ人が増えたことにより、介護食はキューピーなどの大手のほか、アイリスオーヤマなど異業種からの新規参入も増え、競争が激しくなっているという。

「ニーズ」とは、「顧客の現状と理想的な状態のギャップ=未充足な状態」のことである。「未充足」なので、何らかの「ふ(不・負)」の付く言葉が隠されている。

「トップバリュ 柔らかシリーズ」刷新のポイントを見ていくと、電子レンジで温めるだけで食べられるパッケージを全ての商品で採用し、火を使って暖めたり食器に移し替えたりという「手間を減らしたい=負荷」というニーズに応えている。品目も増やした。「シニアには和食・魚や野菜」と思いがちであるが、実は要望が強かった洋食や肉メニューなどを追加したという。つまり、「メニューの不足、不満」という未充足ニーズを解消したわけだ。また、容量と価格も見直している。1つあたり100~160グラム入りで税別138円で販売していたものを、80~150グラムで128円とした。「食べきれないので、不要」、少しでも安く、金額の負担を減らしたい」という「不・負の字」を解消している。

販路は、全国にあるイオンの総合スーパー(GMS)約700店ということだが、高齢者同士で介護する「老々介護」も増えており、高齢者は遠くのスーパーまで行く「負担」を削減したいというニーズを持っているので、イオンの小商圏型小型スーパー「まいばすけっと」での販売も望まれる所だ。

記事中で紹介されている富士経済の調査によれば、政府の医療費削減ための在宅介護推進によって、在宅高齢者の食事市場は19年の166億円から、25年には53%増の254億円になると予測されている。中でも、「在宅向けやわらか食」は19年の47億から、25年は59%増の75億円まで膨らみ、高齢者の食事市場全体を上回る成長が期待されているという。

「ニーズはふ(不・負)の字に隠れている」が、わかりやすい「ふの字」はあらかた刈り尽くされてしまっているという意見もある。しかし、顧客の声をよく聴き、顧客の実態をつぶさに観察すれば、まだまだ、解消すべき「ふの字」はたくさんあることを、この事例は教えてくれていると言えるだろう。

(初出:一般社団法人日本元気シニア総研・メールマガジン)

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5月6日(水)20:30~第4回LINEライブ・マーケティング勉強会のお知らせ

5月6日(水)20:30から、第4回の「LINEライブ・マーケティング勉強会」を開催します。
「金森マーケティング事務所・マーケティング勉強会」というLINEグループを作り、その中で隔週でLINEライブを行っています。
参加費は無料です。
 この勉強会は、拙著「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」を用いて、マーケティングを理解し、使えるようになるための最低限の9つのフレームワークを「流れ(体系)」で読み解いていきます。
(書籍をご購入されなくても受講は可能です)
第1回は「マーケティングの意味」「マーケティングの全体像」について。
第2回は「ニーズ」について。
第3回は「環境分析(3C分析)」について議論しました。
次回のテーマは「セグメンテーション」についてです。
「マーケティングの流れ(全体像)」で言えば、「環境分析」に続く、「戦略立案」の部分にあたります。
マーケティングにおける、「戦略立案」とは、「誰に・どのような価値を提供するのか?」を考えることです。
そのためのフレームワークが、「セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング(STP)」です。
STPの第一段階が、「市場にどのような顧客候補群がいるのか?」を明らかにするものです。
非常に重要な部分ですが、誤った考え方が散見される部分でもあります。
その基本を、しっかりと学んでいただきたいと思います。
 「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」(同文館出版)1650円 
 毎回、書籍の内容に加えて、適宜、例題や演習のスライドを用いて進めています。
演習の答えなどは、チャットで回答していただいて、インタラクティブに進めています。
 ご参加いただいている方には勉強会だけでなく、「自分の業務の中での“マーケティング的な”お悩み」に対するアドバイスも、個別にさせていただいています。
現在、20数名の方が参加されていますが、まだまだ、募集中です。
ご関心のある方は、下記のメールアドレスまで「マーケティング勉強会参加希望」というタイトルでご連絡ください。
kanamori-kmo@nifty.com
本文に以下をご記入ください。
・お名前
・会社名
・お仕事内容
・マーケティングとの関わり(あれば)
・どんな事を学びたいか
・その他、メッセージがあればご自由に
ご連絡お待ちしています!

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2020.04.15

4月22日(水)20:30~・第3回LINEライブ・マーケティング勉強会のお知らせ

新型コロナウイルスの影響でセミナー開けないので、LINEのライブ配信機能を使って、マーケティング勉強会を開催しています。
「金森マーケティング事務所・マーケティング勉強会」というLINEグループを作りましたので、その中でLINEライブを行っています。
参加費は無料です。
隔週開催で、今回で第3回目となります。
この勉強会は、拙著「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」を用いて、マーケティングを理解し、使えるようになるための最低限の9つのフレームワークを「流れ(体系)」で読み解いていきます。
(書籍をご購入されなくても受講は可能です)
第1回は「マーケティングの意味」「マーケティングの全体像」について。
第2回は「ニーズ」について議論しました。
次回は4月22日(水)20:30~21:30に開催します。
テーマは「環境分析(3C分析)」についてです。
マーケティングの環境分析は、市場におけるチャンスとリスクを明確にし、戦略の方向付けをするために欠かせません。
そのために、各種のフレームワークがありますが、最もクイックかつ、明確に答えの出せるフレームワークが「3C分析」です。
非常にポピュラーなフレームワークですが、ともすると、単なる「情報整理」に留まってしまいがちです。
そんな3C分析の使いこなしのポイントを分析事例や例題を元に学んでいきます。
「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」(同文館出版)1650円 
https://www.amazon.co.jp/…/…/ref=cm_sw_r_apa_i_PjDBEb754JCSD
毎回、書籍の内容に加えて、適宜、例題や演習のスライドを用いて進めています。
演習の答えなどは、チャットで回答していただいて、インタラクティブに進めています。
ご参加いただいている方には勉強会だけでなく、「自分の業務の中での“マーケティング的な”お悩み」に対するアドバイスも、個別にさせていただいています。

現在、十数名の方が参加されていますが、まだまだ、参加者は募集中です。
ご関心のある方は、下記のメールアドレスまで「マーケティング勉強会参加希望」というタイトルでご連絡ください。
kanamori-kmo@nifty.com
本文に以下をご記入ください。
・お名前
・会社名
・お仕事内容
・マーケティングとの関わり(あれば)
・どんな事を学びたいか
・その他、メッセージがあればご自由に
ご連絡お待ちしています!

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2020.04.13

「舌磨き市場」の拡大

皆さんは普段、どのような口腔ケアを行っているだろうか?ほとんどの人にとって、「歯磨き」は子どもの頃からすっかり習慣化しているだろうが、「舌磨き」をする人はまだまだ少ないようだ。日経MJ113日号の記事によると、ライオンが18年に2030代を対象に実施した調査では、2週間に1回以上舌を磨いている人は44%。そのうち9割近くが歯ブラシで舌を磨いており、舌クリーナーを使用する人は1割のみだったという。口の中には数千億個の細菌が含まれ、舌に付着しているものも多い。細菌がたんぱく質を分解し、口臭の原因となる化合物が発生する。

歯ブラシで舌磨きをすると、刺激が強すぎて、デリケートな舌を傷つけてしまう恐れがあるという。しかし、専用の舌クリーナーが普及していなかった理由の一つは、供給するメーカーが少なかったからだという。国内トップシェアを持つシキエン(新潟市)は、社長を含めてわずか5人の小さな会社だという。そこに、19年に大手のライオンが参入してきた。専用特設コーナーを設置する小売店も出始めているという。

「ニーズ」は「ふ(不・負)」の付く言葉に隠れている。口臭の「不快」、歯ブラシで舌をゴシゴシしてしまう「負荷」。市場のより一層の口腔ケアに対する潜在ニーズが顕在化し、専用舌クリーナーによる口腔ケアの市場が拡大するだろう。調査会社の富士経済(東京・中央)によると、19年の市場規模は前年比17%増の89千万円で、今後の拡大が予想されるという。

シニア世代になると、唾液の分泌量が減る「ドライマウス」になる傾向があり、唾液の力で歯の表面や舌、粘膜に付いた細菌を洗い流す自浄作用が低下する。口臭の原因にもなる。この、新しい、専用舌クリーナーによる口腔ケアは、シニア世代こそ、いち早く取り入れていくべきではないだろうか。

(初出:一般社団法人日本元気シニア総研メールマガジン)

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2020.04.04

4月8日(水)20:30~・第2回LINEライブ・マーケティング勉強会のお知らせ


新型コロナウイルスの影響でセミナー開けないので、LINEのライブ配信機能を使って、マーケティング勉強会を開催しています。
「金森マーケティング事務所・マーケティング勉強会」というLINEグループを作りましたので、その中でLINEライブを行っています。
参加費は無料です。
第1回は3月26日(木)に「マーケティングの意味」「マーケティングの全体像」に関して議論しました。
次回は4月8日(水)20:30~21:30に開催します。
テーマは「ニーズ」についてです。
「ニーズ」は、もはやカタカナ日本語として一般的に使われていますが、本当の意味が間違って認識されているケースが散見され、それがモノが売れない原因になっていることも多々あります。
そんな「ニーズ」の本当の意味と、顧客ニーズの抽出の方法などを議論したいと思います。
教材に、拙著「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」(同文館出版)1650円 を使います。
https://www.amazon.co.jp/…/…/ref=cm_sw_r_apa_i_PjDBEb754JCSD

書籍をご購入されなくても受講は可能です。
書籍の内容に加えて、適宜、例題や演習のスライドを用いて進めています。
演習の答えなどは、チャットで回答していただいて、インタラクティブに進めています。
今後も、隔週で1回1時間~1時間半ぐらいで開催していきます。
ご参加いただいている方には勉強会だけでなく、「自分の業務の中での“マーケティング的な”お悩み」に対するアドバイスも、個別にさせていただいています。
現在、十数名の方が参加されていますが、まだまだ、参加者は募集中です。
ご関心のある方は、下記のメールアドレスまで「マーケティング勉強会参加希望」というタイトルでご連絡ください。
kanamori-kmo@nifty.com
本文に以下をご記入ください。
・お名前
・会社名
・お仕事内容
・マーケティングとの関わり(あれば)
・どんな事を学びたいか
・その他、メッセージがあればご自由に
ご連絡お待ちしています!

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2020.03.16

LINEライブ勉強会のお知らせ

新型コロナウイルスの影響でセミナーが開けませんが、代わりにLINEのライブ機能を使って、オンライン勉強会を開きます。

「金森マーケティング事務所・マーケティング勉強会」というLINEグループを作りましたので、その中でLINEライブを行います。

参加費は無料です。

教材に、拙著「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」(同文館出版)1650円 を使います。
https://www.amazon.co.jp/dp/4495540416/ref=cm_sw_r_apa_i_PjDBEb754JCSD

書籍をご購入されなくても受講は可能です。

書籍の内容に加えて、適宜、例題や演習のスライドを用いて進めていこうと思います。
演習の答えなどは、チャットで回答していただいて、インタラクティブに進めていきたいと思います。

月に12回開催、11時間~1時間半ぐらい。
参加しやすい20時頃から開始しようと思います。

ご参加いただいている方には勉強会だけでなく、「自分の業務の中でのマーケティング的なお悩み」に対するアドバイスも、個別にさせていただこうと思っています。

ご関心のある方は、下記のメールアドレスまで「マーケティング勉強会参加希望」というタイトルでご連絡ください。

kanamori-kmo@nifty.com

本文に以下をご記入ください。

・お名前
・会社名
・お仕事内容
・マーケティングとの関わり(あれば)
・どんな事を学びたいか
・その他、メッセージがあればご自由に


ある程度人数が集まった段階で、配信を開始したいと思います。


ご連絡お待ちしています! 

 

 

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2019.06.05

出版記念・週末1日セミナー 9のフレームワークで理解するマーケティング超入門

【業務の“お悩み”相談券付き】

 

■7月20日(土)10時~18時・開催(定員25名)

6月14日に同文館出版より金森の13冊目の書籍、「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」が発売されます。
「とにかくわかりやすく、楽しくマーケティングがわかって、使えるようになる」ための書籍と講座の提供をライフワークとしている金森の入魂の一作です。
→「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門 」・同文舘出版  https://amzn.to/2QRcn1y

その発売を記念して、マーケティングがよくわかる、使えるようになるセミナーを土曜日の1日を使って開催します。

マーケティングは難しくありません。
基本となる「9のフレームワーク」を体系的に理解し、使いこなしのポイントを押さえれば誰でも活用できるようになります。
それが、今回、1日で実現します!

マーケティングが「使える!」になるためには、自分の業務で考えてみることが大切。
学んだ内容を自分の業務に当てはめて考えた時に疑問・お悩みができたら、Eメールでのフォローが受けられる「業務の“お悩み”相談券」も受講特典として付いています!

 

■こんな方にオススメです!
・マーケティングに初めて触れるので、一から学びたい。
・書籍などでマーケティングを学んだが、もっと実践的な知識を習得したい。
・マーケティングは、断片的に「知っている」が、「使いこなし」がうまくできない。
・もっと体系的にマーケティングを学んでスキルアップしたい。
・自分の業務にマーケティングが活かせる気がするが、どう取り組んでいいかわからない。
・マーケティングに関連する業務を担当しているが、自信がない。
・・・など。

 

■カリキュラム
●マーケティングの基本のき
・ニーズの把握のしかた
・演習:この顧客の真のニーズは何?
・マーケティングは「流れ」で読み解く
・演習:○○を売れるようにする!
●環境分析
・環境分析は3Cで考える
・事例:飲食チェーン○○の人気の秘密を考える
・演習:○○発売の市場機会を探る!
●セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング(STP)
・セグメンテーションはニーズで括る
・演習:街を歩いている人を分類すると?
・演習:人気の○○を買っている人は?
・ターゲットを選ぶ基準
・「ペルソナ」という考え方
・ポジショニングは「買う理由」に注目する
・事例:PCのポジショニング
・演習:飲料○○のSTP
●マーケティングミックス(4P)
・製品の価値の示し方
・事例:デジタルカメラの競争ポイントは?
・製品コンセプトの考え方
・演習:○○サービスを再生せよ!
・価格設定の基本
・演習:高く売るか?安く売るか?
・販路設計の基本
・演習:○○の販路はどう展開する?
・コミュニケーション戦略の基本
・演習:新発売○○のコミュニケーション設計
●まとめ
・総合演習:売れていない○○をテコ入れする!
・まとめ

 

書籍に書ききれなかったこと、前著「最新版よくわかるこれからのマーケティング」の内容も加えて、具体的にマーケティングの「使いこなし」を学ぶカリキュラムです!

 

■開催日時

 ・7月20日(土)10時~18時

■会場

 ・赤坂駅近くの会議室
    (東京都港区赤坂2-16-6赤坂TKビル3F 302号室)

■定員

 ・25名

■参加費

 ・7500円(税込み)
 ※通常3時間4500円のセミナーが、今回は7時間で7500円とお得です!
 ※領収書の発行も可能です。
 ※セミナーテキスト(プリント)は配布します。  
 ※書籍は各自お求めください。
  → https://amzn.to/2QRcn1y
  (書籍をご持参いただかなくても受講可能です)

■申し込み方法
 kanamori-kmo@nifty.com
 上記まで、メールにて、
 ・お名前
 ・ご連絡先電話番号
 ・領収書が必要な場合は宛先
 以上をご連絡ください。
 折り返し受講料の振込先と会場詳細をご連絡します。

 

マーケティングは「面白い!」と思わないと身に付きません。
楽しく学べるクラスになっていますので、みなさんのお申し込みをお待ちしています!

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2019.05.30

「9つのフレームワークで理解するマーケティング超入門」6月14日発売!

金森の新書籍が同文舘出版から6月14日に発売されます。

「9のフレームワークで理解するマーケティング超入門」

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「マーケティングの基本を、とにかくわかりやすく、具体的な事例とともに、体系的に理解できるような書籍」を世の中に送り出すことをライフワークとして、今までに「最新版よくわかるこれからのマーケティング」をはじめとして、多くの書籍を執筆してきました。


その中で、今回は特に、「フレームワークの”使いこなし”」ができるようになることに力点を置いて執筆しました。
「環境分析→戦略立案→施策立案」というマーケティングマネジメントの「流れ(体系)」の中で使う最低限の9のフレームワークに絞り込んで、その内容と使いこなしのポイントに、具体的な企業事例を加えて構成しています。


マーケティング初学者の入門書としてだけでなく、「フレームワークは知っているんだけど、うまく使えない」という方の復習用としても活用していただきたいと思います。

6月14日に全国の有名書店店頭に並ぶと思いますので、そこでお手に取って、お求めいただきたいと思います。
また、発売に先立ってAmazonでは予約も始まっていますので、そちらもご活用ください。

Amazonへのリンク→ https://amzn.to/2KdJbjK

 

是非、ご一読ください!

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2019.05.09

「セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング」徹底攻略セミナー

【6月19日19時開催】(3時間でわかるマーケティングシリーズ)

【業務の“お悩み”相談券付き!】

マーケティングの心臓部と言えば、「誰に・どんな価値を伝えるか?」を明確にする「セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング」、略して「STP」です。
マーケティングの実行フェーズである、いわゆる「4P」も、その手前の「STP」がしっかり固まっていなければ正しく考えることはできません。
また、うまくいっていないマーケティングは、「STP」をおろそかにして、ひたすら「4P」の要素だけをあれこれ考えている例が散見されます。

しかし、顧客候補をどうやって見つけていけばいいのか?・・・というセグメンテーションは、何を根拠に考えればいいのかわかりにくいものです。
また、複数の顧客候補の中から、どれをターゲットとして選ぶか・・・という基準も迷います。
さらに、そのターゲットに魅力を示すポジショニングも、何を訴求すべきか・・・という点も悩ましいものです。

そんな疑問やモヤモヤを3時間で一気にスッキリさせましょう!

マーケティングの心臓部であるSTPがスッキリわかるインタラクティブレクチャーと、リアリティーのある演習でしっかりと身につけていきます。

マーケティングが「使える!」になるためには、自分の業務で考えてみることが大切。
学んだ内容を自分の業務に当てはめて考えた時に疑問・お悩みができたら、Eメールでのフォローが受けられる「業務の“お悩み”相談券」も付いています!

■こんな方にオススメです!
・書籍などで学んだが、イマイチ「使いこなす」ことができていない気がする。
・業務で使っているが、いつもモヤっとした結果になり悩んでいる。
・きちんと基本を押さえて、実践的な「使いこなし」練習がしたい。
・・・など。

■カリキュラム
・セグメンテーションの基本
・セグメンテーションの例:外食産業の顧客セグメント
・ターゲティングの基準
・ポジショニングの基本と手順
・ポジショニングの例:ゲーム機、ノートPC
・ミニケース:事例による3C分析→STP設定演習


■開催日時・6月19日(水)19時~22時

■会場・御成門駅近くの会議室

■定員・25名

■参加費・4500円(税、テキスト代込み)
 ※領収書の発行も可能です

■申し込み方法
 kanamori-kmo@nifty.com
 上記まで、メールにて、
 ・お名前
 ・ご連絡先電話番号
 ・領収書が必要な場合は宛先
 以上をご連絡ください。
 折り返し受講料の振込先と会場詳細をご連絡します。
 振込確認後、事前課題のミニケースをメールします。


マーケティングは「面白い!」と思わないと身に付きません。
楽しく学べるクラスになっていますので、みなさんのお申し込みをお待ちしています(^_^)ノ

 

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2019.05.03

ティファニーの新コンセプトショップと令和の消費

 ティファニーは東京・原宿に新しいコンセプトショップ「ティファニー@キャットストリート」を4月19日から約3年間の期間限定でオープンさせた。その狙いは何だろうか。

 FASHION PRESSでその概要が報じられている。( https://www.fashion-press.net/news/48726
 6層の売り場から成り、最上階には日本発のカフェを併設している。猫と@を組み合わせたオリジナルロゴに、ティファニーブルーを効かせた店舗デザインが特長だ。目玉は、<最下層となる1階では、ティファニーのジュエリーがショーケースの外にディスプレイされているため、気軽に手にとって試着可能(FASHION PRESS記事より)>という点だろう。そこで購入した商品には、<、イニシャルやデザインパターン、自分の描いたイラストをその場で刻印できる「パーソナライゼーション プログラム」も展開される(同)>という。また、カフェでは<映画『ティファニーで朝食を』に登場したクロワッサンやコーヒーの他、様々なアメリカのフードとドリンクが原宿で味わえる(同)>他、<フォトジェニックな撮影スポット(同)>も設けられているという。

 それらの新しい施策の狙いは、「体験」だ。同店のオープンを報じた日経MJ4月29日号では<体験を重視した店舗でこれまでティファニーに関心のなかった層に訴求する(同紙)>としている。消費が高度化して、単なるモノだけでは売れなくなってきている。ことにリーマンショックからようやく経済が回復してきた2010年以降、平成の末期ぐらいからは、「買わない・所有しないこと」がスタンダードになってきた。その時代における消費は、モノより体験=コトに重きが置かれるようになってきた。いわゆる「コト消費」である。購買決定要因は、最後の大量消費の時代であった昭和の最後~平成初期のバブル経済時代の「イバリが効く(見栄が張れる)」とは大きく変化している。「いかに自分にとって意味があるか」。つまり、「体験」を通じて自分にとっての「最適(relevant)な価値」があるか。「共感(resonant)」できるかが購買決定要因になっているのだ。「ティファニー@キャットストリート」は、ティファニーというブランドネームだけではもはや購入されることは難しい消費者の増加に対応するための、新しい令和の時代に向けた消費に対応するべく取り組んでいるといえるだろう。
 その意味では、<ストアオープンを記念して、ストアのオリジナルロゴを刻印したタグチャームとキーチャームが、同店のみ、数量限定で登場(FASHION PRESS記事より)>という、限定モノも今日的な意味を持ってくる。博報堂生活総合研究所は、「その日、その瞬間にしか体験できないコト」をコト消費がさらに進化した、「トキ消費」と名付けている。「オープンしたばかりのコンセプトショップに足を運び、そこで体験をして、その時にしか手に入らない限定商品を購入する」というのも、コト消費であり、トキ消費の一種だと考えられるだろう。

 新しい令和の時代になり、消費は一層高度化し、ビジネスは難しくなっていくかもしれない。その中で、新しい潮流をいち早く捉えて、対応していけるようにしたいものである。

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「3C分析・SWOT分析」徹底攻略セミナー

5月20日19時開催・3時間でわかるマーケティングシリーズ

【業務の“お悩み”相談券付き!】


「知っている」のに「使いこなせない」フレームワークの典型が3CとSWOTではないでしょうか?

3C分析は正しく使えば、「業界の勝ちパターン」や「対競合戦略」を導き出し、「課題抽出」までができる強力なツールとなります。しかし、ポイントを押さえなければ、単なる事実整理に留まってしまいます。
SWOT分析は正しく使えば、「市場機会と事業課題」を抽出し、「戦略の方向性」を明確に導き出すことができます。しかし、誤用するとミスリード製造機にもなりかねない危険な側面も持っています。

フレームワークを正しく使って「意味あるメッセージ」を紡ぎ出す訓練を、具体的な事例(ミニケース)を使ったグループワーク演習で身に付けましょう!
セミナー開講前に事前課題(ミニケース)を各自で考えて、当日、講義とグループワークでブラッシュアップしていきます。
本で学んだり、業務で使ったりしてもイマイチよくわからない、自信が持てない「使いこなし」のポイントを、講義で学び、演習で手を動かして身に付けていくためのクラスです。

マーケティングが「使える!」になるためには、自分の業務で考えてみることが大切。
学んだ内容を自分の業務に当てはめて考えた時に疑問・お悩みができたら、Eメールでのフォローが受けられる「業務の“お悩み”相談券」も付いています!

■こんな方にオススメです!
・書籍などでフレームワークを学んだが、イマイチ「使いこなす」ことができていない気がする。
・業務で使っているが、いつもモヤっとした結果しか出せていない。
・きちんとフレームワークの基本を押さえて、実践的な「使いこなし」練習がしたい。
・・・など。

■カリキュラム
・3C分析の基本
・分析事例:飲食チェーンの成功の秘密
・ミニケース演習:新製品の発売の課題抽出
・SWOT分析の基本
・SWOT分析の留意点
・ミニケース演習:新製品の発売の市場機会抽出

■開催日時・5月20日(月)19時~22時

■会場・新橋駅近くの会議室(予定)

■定員・16名(会場により増席の可能性あり)

■参加費・4500円(税、テキスト代込み)
 ※領収書の発行も可能です

■申し込み方法
 kanamori-kmo@nifty.com
 上記まで、メールにて、
 ・お名前
 ・ご連絡先電話番号
 ・領収書が必要な場合は宛先
 以上をご連絡ください。
 折り返し受講料の振込先をご連絡します。
 振込確認後、会場詳細と事前課題のミニケースをメールします。


マーケティングは「面白い!」と思わないと身に付きません。
楽しく学べるクラスになっていますので、みなさんのお申し込みをお待ちしています(^_^)ノ

 

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2019.04.10

マーケティングフレームワークのワナと対策

ビジネスメディアの「インサイトナウ」にコラムを寄稿しました。


「マーケティングフレームワークのワナと対策」


 フレームワークはマーケティングを考える上で欠かせないものである。しかし、その使い方を間違えれば、ミスリードを招く危険性もはらんでいる。
 今回は、そのフレームワークの誤用が招く問題点と、正しい使い方を取り上げていきたい。

誤用1・いきなり4P

 「マーケティングって4Pでしょう?」と言われるぐらいメジャーなフレームワークが4Pだ。4Pとは、マーケティングの施策の4つの要素である、production(製品)、price(価格)、place(販路)、promotion(コミュニケーション)の頭文字を取ったものだ。有名であるが故に、いきなりこの4Pから検討を始める例が散見される。
 最終的には、施策の検討要素として4Pを策定しなければならないのだが、そこから初めてしまうと、その製品・サービスを「誰に、どんな価値として訴求するのか?」がわからなくなってしまう。また、さらにその手前の「自社を取り巻く環境がどうなっているのか?(どんな機会と課題があるのか?)」もわからないまま、施策を決めることになってしまう。
 マーケティングを考える「流れ」=「マーケティングマネジメント」は、環境分析→セグメンテーション・ターゲティング・ポジショニング→4Pなのだ。
 「マーケティングは“流れ”で読み解く」と覚えておきたい。

誤用2・穴埋め問題的環境分析

 フレームワークを用いている時によくあるのが、フレームに事実関係を当てはめ「事実整理」をするだけに留まる例だ。例えば環境分析の3C分析なら、customer(市場と顧客)、competitor(競合)、company(自社)の3つのCの枠組みに、思い浮かんだ(もしくは、情報収集した)事実を書き込んで整理しただだけで安心してしまうことである。
環境分析のフレームワークなら、結論として、「どんな市場機会と事業課題があるのか?」という「解釈(意味合い・メッセージ)」を導出しなければ分析する意味がない。
 フレームワークは「穴埋め問題」ではないことを心掛けたい。


→続きは「インサイトナウ」で、ご覧ください。

 https://www.insightnow.jp/article/10454

 

 

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2019.04.03

共感形成ブランド“COHINA”が急成長しているワケ

 女性向けアパレルのブランド“COHINA(コヒナ)”が急成長していると、日経MJで3月29日号・4月1日号と連続で報じられていた。2018年に立ち上がったブランドで、記事によれば、月商は数千万円となり、なお毎月20~30%の成長を遂げているというから素晴らしい勢いだ。同ブランドは「身長155㎝以下の小柄女性に特化している。マイケル・ポーターの「戦略の3分類」でいえば、集中戦略(差別化集中戦略)が当たったと言えるが、それだけではない。その人気の秘密を記事から紐解いてみる。

 COHINAは身長150㎝前後で、自分自身も服選びに悩んでいたという2人の女性が立ち上げたという。小柄女性向けブランドがあるカタログ通販や百貨店の商品は<「デザインが40代以上向けだったり、価格が高かったりする。20~30代書生が無理なくオシャレを楽しめるブランドは需要があると考えた」(日経MJ3月29日号)>と、同社代表が語る。商品企画は自社で行い、生産は複数のOEMメーカーに委託しているという製品の価格は、<「プチプラよりも良いものを、百貨店ほど高くない価格で提供することを意識している」(同)>と代表が語っている。価格と価値を2軸とした時、価格が低ければ価値は低く、価格が高ければ価値は高くなるという関係になる。正比例し「バリューライン」を超えたところに勝てるポジションがある。<コヒナの価格帯はパンツが約9000円で、トップスが約7000円、アウターも1万円台だ(同)>というから、プチプラ並みの価格で、百貨店並の価値を目指そうとしている。つまりバリューラインを大きく超えた、「スーパーバリュー」のポジションを取りに行っているのだ。
 自社で企画を行っているというCOHINAの製品の「価値」は、「品質」だけではない。そこが同ブランドの最大の強みだろう。同ブランドの共同代表の2人が毎日、インスタでライブ配信をしている。<開発中のサンプル商品も紹介。「丈はもう少し短くして欲しい」「赤色が欲しい」などの声を踏まえて商品を改良する。顧客も参加し一緒にブランドを作り上げていくという、一種の「コミュニティ」を形成している(日経MJ4月1日号)>という。フィリップ・コトラーが「マーケティング3.0」で述べた、コトラーの言う「新時代のテクノロジー」であるSNSを活用して、「企業と顧客が協働する」という、まさにマーケティング3.0の姿が実現されているのである。

 COHINAのブランドとしての成立のしかたも非常に良い形になっている。ブランドマネジメント論の大家であるケビン・ケラーは著書「戦略的ブランド・マネジメント」の中で、ブランドの構成要素として、「理性的側面」と「感情的側面」を挙げた。前者は、製品の「性能・昨日」や製品品質などの「客観的評価」をいう。後者は、製品に対する「イメージ」や使用者に与える「情緒的要素」を指す。つまり、「ブランド」というものは、「機能的価値」と「情緒的価値」を車軸の両輪として成り立つというものである。その上で、ブランドは顧客からの愛着や好意、積極的な関与の上に成り立つ「共感(resonance)」によって完成されるというものである。
COHINAの「スーパーバリュー」を取りに行っている価格ポジションや、インスタのライブ配信で、身長別のモデルに試着をさせるというわかりやすさは、「理性的側面」への訴求として効いている。もう一方の「感情的側面」としては、共同代表の2人が自身の体験からスタートしたブランドストーリーは、同じ悩みを抱える顧客の共感を誘う。サンプル品をライブ配信で意見を吸い上げて完成させていくという「協働」も共感に至るしくみとして機能している。

 COHINAが上記のようなマーケティング論で考えると非常に合理的なアプローチを、どこまで「狙って」やっているのかはわからないが、急成長を維持しているという背景には、うまくいくだけの理由が整っていることは間違いない。今後の同ブランドの成長に注目してみたい。

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2019.03.20

「足が痛くならないハイヒール」の価値とは?

 日経MJ315日号のコラム「ブランドVIEWS」で取り上げられた、オーダーメード中心の婦人靴専門店「KiBERA(キビラ)」のハイヒールに関する顧客行動が非常に興味深い。

 「KiBERA」は<業界でいち早く3次元(3D)計測器を使った靴作りを導入。新たにヒールと本体を一体形成する装置も取り入れ、丈夫さや美しさも訴求する(記事より)>。それによって、<長時間立っていても疲れない(同)>という。

 興味深いのは、その商品ラインナップの過程だ。<当初、ヒールの高さは7.5センチの1種類。爆発的な売れ行きを受け、183月に「世の女性万人受けする5センチ」(同社社長の福谷氏)を出した。だがこれが芳しくなかった。女性に聞くと、「足が長く美しく見えるハイヒールが欲しい」。福谷氏は「女性は履きにくさからハイヒールを敬遠していると思ったが、本当は楽に履けるならハイヒールが良いと思っていることがわかった」と振り返る。そこで独自技術を活かし、3月に発売したのが高さ9センチのハイヒールだ。9センチでも重心が保てるように設計を見直し強度も高めた。(中略)「足が痛くならないならと買ってみた」(30代女性)と好評だ>とある。

 筆者は男性なので、ハイヒールの履き心地はわからない。しかし、女性の「スタイルがよく見えることと、履き心地、脚への負担のトレードオフ」という声をよく耳にする。

 「ハイヒール」という「ウォンツ」に対する、そもそものニーズは、先の記事からもわかるように、「脚が長く、美しく見えるようになる」である。つまり、ペタンコ靴では、脚の長さ、美しさが「不足」であり、「不格好」という、ニーズを示す「ふ(不)の字」が存在する。しかし、ハイヒールを履くと、足が痛くなるという「不具合」が生じる。足に「負荷」がかかる。別の「ふ(不・負)の字」が発生するのである。

 「ウォンツ」とは、「ふの字」を解消するモノやサービスのことだ。一般のハイヒールが前者、脚の長さ、美しさが「不足」、「不格好」という「ふの字」だけを解消しているのに対して、「KiBERA」はトレードオフである後者、足が痛くなる「不具合」、足への「負荷」という「ふの字」の解消までしている。だとすれば、「ウォンツ」としてのヒールの高さは、できるだけ足が長く美しく見えるものが望まれることになるわけだ。

 「KiBERA」が「5センチヒール」を出して販売不振だったのは、顧客のニーズと自社の提供価値がきちんと理解できていなかったからだ。良い技術を持っていたとしても、そこにつながるニーズを正しく理解できていなければ、売れる商品は作れないことの証左である。

 「ハイヒール」というProductを製品特性分析で考えてみると、そのモノを購入して顧客が手に入れたいと思う「中核的な便益」は、ニーズと同じく「脚が長く、美しく見えるようになる」だ。それを実現するための欠かせない要素である「実体」は、トレードオフがあるので、「足が痛くならない程度のヒールの高さ」「履き心地」となるだろう。あると価値が高まる要素である「付随機能」は、「デザインバリエーション」「カラーバリエーション」などが相当する。

 「KiBERA」の場合、「中核的な便益」を再定義している。「“足が痛くならず” 脚が長く、美しく見えるようになる」だ。「実体」もそれにつれて変化する。「脚が長く美しく見える高さのヒール」「安定して重心が保てる設計」「足が痛くならない履き心地」である。付随機能である「カラーバリエーション」は、逆に5色に絞っているという。コモデティー化した商品の場合、中核や実体レベルでの差別化が図れず、付随機能の勝負になって、大きな差が出ないことが多い。中核に近い部分で革新が図れれば、大ヒットの可能性が高くなるのである。「KiBERA」の今後に注目してみたい。

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2019.03.14

4月22日(月)19時・マーケティング基礎セミナー開催

3時間でわかるマーケティングシリーズ
マーケティング基礎セミナー~春だから、「基本のき」~

【業務の“お悩み”相談券付き】

■4月22日(月)19時~22時・新橋開催(定員16名)

もうすぐ春ですね!
少し早いですが、4月開催のセミナーのご案内をさせていただきます!

新しいことを始めるにも、基本を振り返るにも、新年度の4月は最適な季節です。
マーケティングを基礎から体系的に学んでみませんか?

マーケティングを「何となく知っている」けれど、イマイチ「理解している」「使える」状態になっていないのは、「体系的理解」、つまり「流れで読み解く」ことができていないからです。
「マーケティングの流れ」と「基本のフレームワーク」を、身近で具体的な事例を元に、インタラクティブなレクチャーで学べば、初めての方でも、イマイチ自信がない方も、しっかり基本から身に付けることができます。

マーケティングが「使える!」になるためには、自分の業務で考えてみることが大切。
学んだ内容を自分の業務に当てはめて考えた時に疑問・お悩みができたら、Eメールでのフォローが受けられる「業務の“お悩み”相談券」も付いています!

■こんな方にオススメです!
・マーケティングに初めて触れるので、一から学びたい。
・書籍などでマーケティングを学んだが、もっと実践的な知識を習得したい。
・自分の業務にマーケティングが活かせる気がするが、どう取り組んでいいかわからない。
・マーケティングに関連する業務を担当しているが、自信がない。
・・・など。

■カリキュラム
・マーケティングとは?
・「ニーズ」の本当の意味とは?
・例題:売れてない商品を、売れるようにするには?
・マーケティングの全体像
・例題:アレの消費量激減のワケは?
・マクロ環境把握のPEST分析
・例題:合コンで幸せになるには?
・競争環境把握の3C分析
・例題:アレを食べているのはどんな人?
・セグメンテーションの方法
・ターゲティングの方法
・例題:アレで遊ぶと、どう楽しい?
・ポジショニングの方法
・例題:幸せになれるポジショニング
・例題:あの商品の価値とは?
・製品戦略の基本
・価格戦略の基本
・流通戦略の基本
・コミュニケーション戦略の基本
・まとめの演習:○○向けの商品のテコ入れ

■開催日時・4月22日(月)19時~22時

■会場・新橋駅近くの会議室

■定員・16名

■参加費・4500円(税、テキスト代込み)


■申し込み方法

 kanamori-kmo@nifty.com
 上記Eメールアドレスまで、
 ・お名前
 ・ご連絡先電話番号
 以上をご連絡ください。
 折り返し受講料の振込先をご連絡します。

マーケティングは「面白い!」と思わないと身に付きません。
楽しく学べるクラスになっていますので、みなさんのお申し込みをお待ちしています(^_^)ノ

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2019.02.25

「使い切り」で新たな顧客層を開拓した化粧品業界

 日経MJ2019年2月25日号に潜在ニーズをうまく発掘した事例が掲載されていた。<百貨店などの化粧品売り場で、容量と価格が従来品の半分程度のみにサイズ商品が増えている。SNS(交流サイト)の影響などでメーキャップの流行の入れ替わりが早まる中、手軽に様々な色合いを楽しめるとして若者層の支持を集める(記事より)>という。どの程度、若年層の開拓に成功しているかというと、<伊勢丹新宿本店(東京・新宿)の化粧品売り場。18年に20~29歳の客数が前年比10%増、売り上げは6%増えた(同)>と数値が示されている。また、同店の化粧品売り場担当バイヤーのコメント、<百貨店の化粧品売り場の中心顧客層は30~50代だが、「ここ2~3年で若年層の顧客が大きく増えた」(同)>と記載している。

 「ニーズはふ(不・負)の字に隠れている」。
百貨店の化粧品、通称「デパコス(デパートコスメ)」は品質が良いのは分かっている。しかし、高い。若年層にとっては、価格が「負担」だ。一方、頑張って一度買うと、なかなか使い切らず、そうしているうちに流行の色が変わってしまうことがあるという「不満」が発生する。そこまで量は多くなくていい。「不要」。使い切らず、そもまま残りを放って次を買うのはエコでないという「負い目」…そんな「ふの字」が存在する。しかし、多くの若年層にとって、「デパコス」は、価格の高さから敷居が高く、手が出せない存在となっていたので、それらの「ふの字」は、「顕在ニーズ」ではなく「潜在ニーズ」であったということになる。

「潜在ニーズ」の開拓に各社が踏み切ったのは、その売上効果をきちんと「分解」して考えたからだ。
「売上」を分解すると、「客数×客単価」である。半分の「単価」でも、従来取れていなかった若年層を呼び込めるのであれば、「客数」で補える。
かつ、「使い切り」で、次の商品を購入してもらえるのであれば、従来品より「購入頻度」は高くなるので、「売上=客数(多)×客単価(低)×購入頻度(高)」という数式も成り立つことになる。

「少子高齢化」というマクロ環境の中では、顧客層の年齢が高く、若年層が取り込めないという現状があることは、そのまま手をこまねいていれば顧客は高齢化し、市場が先細りしていくことを意味している。そうした業界における課題の解決にもなっている。
一見当たり前な、「ふの字」を明らかにし、「売上の分解」で課題解決を考えることなどは、マーケティングの「基本のき」ではある。しかし、難しい時代の中で、そうした基本の「徹底」こそが、まずは成功を呼び寄せるカギなのだと再認識したい。

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2019.02.14

花粉症に福音!ニーズにジャストフィットするティッシュ

 暦の上でも春を迎えると、寒さの続く毎日の中にも少し気分がウキウキする気がする。しかし、天気予報で花粉情報が発表されるようになり、いつ花粉の飛散量が、「多い」に変わるかと思うと憂鬱にもなる。そんな今日この頃、花粉症の皆さんはどのようにお過ごしだろうか。そこに、福音ともいえるティッシュの話題が日経MJ2019年2月13日号に掲載されていた。

 セブンイレブンでのティッシュの売り上げを2割伸張させたというから、大ヒット商品ではないだろうか。2018年12月上旬から全国で順次発売をはじめたという、「クリネックスティッシュ ソフトパック」という商品である。<セブンのプライベートブランド(PB)ではないが、メーカー供給量の大半を同社が占める(同紙)>というから、セブンの力の入れようは相当なもので、それが奏功したのだろう。
 <ポケットティッシュは量が少なく、箱入りティッシュは持ち運びにくいという既存製品の不満を解消する商品(同)>として作られたという。<110組入り(170円)と240組入り(278円)の2種類で展開する。容量は1個あたり10~20組入りが主流のポケットティッシュよりも多く、箱入りティッシュの150~200組に近い(同)>と、大容量の袋入りタイプで、<かばんに入れて持ち運べる点が支持を集めている>という。

 筆者はかねてより「ニーズはふ(不・負)の字に隠れている」として、マーケティングの基本のきである「ニーズを探すこと」の重要性を主張してきた。しかし、消費が高度化した今日、ニーズは多様化しており、さらに各種の製品が開発され尽くしているため、簡単に「ふの字」などは見つからないと言う人も多い。
 しかし、ティッシュというコモディティー商品でも、まだ刈り尽くしていない「ふの字」があったというのが今回の事例なのだ。ポケットティッシュでは、枚数が「不足」。箱ティッシュでは、かばんに入れて持ち歩くのに「不便」で「負担」。だから、既存製品には「不満」である。

 ティッシュに関しては、過去に「ふの字」を捉えて大ヒットした商品もある。2004年に発売された、ネピアの「鼻セレブ」だ。同製品は、「潤いつづく濃厚保湿ティシュ」というキャッチフレーズが付いており、その柔らかさで頻繁に鼻をかんで、鼻への「負担」を何とかしたい!と思っていた花粉症患者に福音をもたらして支持された。
「鼻セレブ」の開発にあたっては、その保湿効果を実現するために、技術的な革新も必要であったと推察されるが、今回の「クリネックスティッシュ ソフトパック」は技術的な難易度はそれほど高くはないのではないか。ヒットしたのは、ひとえに顧客の抱えた「ふの字」をよく観察し、その声に耳を傾けた結果であるといえるだろう。
他にも市場には、取りこぼしている「ふの字」はたくさんあるはずだ。丹念にそれらを拾い集める努力をしていきたいものである。

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